このエントリーはフィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2020の15日目の記事です。
昨日はフィヨルドブートキャンプメンターのmachidaさんの記事でした
またpart1もあります
フィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2020
最初に
2019年10月に未経験からエンジニア転職を目指してから約一年、2020年10月に晴れてエンジニアとして都内のWeb系の企業に転職することができました。
「あー、また『未経験からエンジニアになりました』系の記事かよ〜」と思われた方、そうですその通りです。
ちなみに自分はめちゃくちゃ頭が良かったり、英語がペラペラだったり、有名大学を卒業していたり、大企業で社会人経験があるわけではなく、普通の一般人です。
これはそんな普通の自分がエンジニア転職を目指しながら挫折しかけたり、怪しい商売に騙されたり、なんやかんやで最高のプログラミングスクールとそこにいる人たちと出会ったり、いろいろあった約365日間のお話です。
目次
自分について
本題に入る前に「なんだァ?てめェ.....」と思われた方へ簡単な自己紹介
- 20代前半
- 高卒
- プログラミング経験はほとんど無し(高校の授業でC言語の授業があったんですが、分からなすぎて授業に出るのを辞めて単位を落としました)
- 前職はお堅い系のお仕事
- 現在はベンチャー企業でRubyエンジニアとして就業中
特にこれといった資格なども持っておらず、本当にどこにでもいるような一般男性です。
転職までの365日
プログラミングを学習するまで
まず高校時代に挫折したプログラミングに社会人になってから再挑戦した経緯なんですが
とある居酒屋
僕「あー、マッチングアプリ手動でスワイプするのめんどくさいなぁ...」
僕「このままやと腱鞘炎になるわ」
エンジニア友人A「え、それプログラミング使ったら自動化できるで!」
僕「えー、そんなんできるん!?俺もプログラミングやってみよかな」
みたいな不純な動機です...
ちなみに面接で
👨『プログラミングを始めたきっかけは?』
と聞かれた際に
🙋♂️『マッチングアプリで自動スワイプを実現したかったからです!』
と話したら少しウケました
エンジニアに転職しようと思ったきっかけ
こんな感じで仕事をしつつ趣味で少しづつプログラミング学習を続ける毎日...
とりあえずプログラミングに入門ということでProgateやUdemy、ドットインストールでHTML、CSS、RubyやRailsを学習してました。
多分社会人4〜5年目あるあるで、仕事に慣れ始めたこの頃って「転職してみたいな〜」とか「新しいことに挑戦してみたいな〜」的なことを思い始める年頃だと思うんですが、例によって自分もそんなことを考えており、
思い立ったらとりあえず行動派の自分は
「プログラミング楽しいし、どうせならプログラマーに転職してみよう!」
といきなり決意。
良くも悪くも考えずに突っ走るタイプなのです。
しかしながら「給料は全額使い切り!宵越しの金は持たねえ!ドンッ」タイプの自分は当然スクールに何十万も払うお金はありません。
なので、とりあえず独学で頑張ってみよ〜と思いRailsチュートリアルを開始。
〜〜〜〜独学2ヶ月経過〜〜〜〜〜〜
『おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信があるドンッ』
最後にまともに勉強したのが高校受験の時ぐらい勉強ができない自分はいきなり挫折しかけました。
そして『というかそもそも働きながら独学で転職って無理あるんじゃね?』などと考え始めたので、一旦独学での転職を諦めることにします。
決断するのも諦めるのも早いのが僕の良いところ!
怪しい商材に騙された
そんな中、Twitterに流れた一つのTweetが僕を泥沼に引き込みます。
プログラミングスクールで学習してメ○カ○型ポートフォリオを作っても意味がない! うちのプログラミングコミュニティなら、現役のエンジニアがメンターになってアプリ開発やチーム開発を教えてくれるよ!!そこで作ったサービスをポートフォリオにして転職しよう! なんと今なら5万円!!早い者勝ち!!
『現役のエンジニアがメンター!!!』
『チーム開発!!!』
『ポートフォリオ!!!』
『今なら5万!!早い者勝ち!!』
僕「よろしくお願いします!!!!!!!!!」
前日にCRフィーバー戦姫絶唱シンフォギアで稼いだ5万円を握り締めてそのコミュニティに参加しました(アホ)
まあスクールに行かない選択(金銭的に行けない)をした人間にとってスクール批判は聴き心地が良いですし、現役エンジニアが教えてくれるってなんか良さそうだし、オリジナルなポートフォリオ作れるとか良さそうやん!とか思ってました。
素直なところが僕の良いところ!
僕「よし、ここで頑張るぞ!スクールに高い金払う必要なんてないんや!」
〜〜〜〜1ヶ月経過〜〜〜〜〜
まあ結果は散々で5万円払う価値はマジで無かったです。
詳しくは書かないですが、多分『スクールに行くお金は無いけど、誰かに教えて欲しい未経験者を相手にした情弱ビジネス』だったんだろうなぁと思います。
『現役エンジニア』が教えてくれるはずなんですが、実際には企業でエンジニアとして働いたことがない『現役エンジニア』がメンターとして教えてくれます。
現役エンジニア『一体いつから俺が現役エンジニアだと錯覚していた?』
こんな感じの愛染様びっくりなエンジニア(仮)が教えてくれるので、正直意味不明でした。
しかも実際プログラミングじゃなくて情報発信の方が大事!Twitterのフォロワーを増やそう!みたいな意味の分からない授業が始まる始末。
現役エンジニア(仮)「とりあえず #駆け出しエンジニアと繋がりたい っていうハッシュタグ付けたツイートにいいねしまくればフォロワー増えるからオススメです!!」
みたいな指導をされます。なんだこれ(あほくさ)
そういや少し前に、そこのコミュニティに居た人が駆け出しエンジニア相手に情報商材売っているのをTwitterで見て、そこに関してはきっちり指導してたんだなぁと感心しました。
ただそんなことどうでもいいからマジで5万返して欲しい
プログラミングスクール探し
そんなこんなで世の中美味しい話なんてないんだなと思い(当たり前)やっぱり転職するためにはきちんとしたスクールでプログラミングを学んだ方が良いよな〜と思い始めます。
だがしかし『プログラミングスクール おすすめ』みたいに検索しても出てくるのはアフェリエイト広告盛り盛りのサイトばかりで信用性が全くありません。
それに加えてお金の無い自分はそもそも高い金額が必要なスクールには通えません。
また某動画サイトの広告で謎のアザラシがエンジニア転職を煽ってくるのを傍目に、Twitter上では
👴「スクールに大金払う奴はアホ」
👷♂️「スクールでテンプレポートフォリオ作っても無駄」
👳♂️「俺人事だけどスクール卒ってだけで落とすわ〜」
みたいな感じで『プログラミングスクール=悪』みたいな発信をよく目にします。
『もうどうしたらええねん(ハナクソポイー)』状態の自分に地上最強の親父のアドバイスが脳裏をよぎります。
👨「百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」
僕「せや、確かにネット上では色々意見見たり聞いたりしてるけど匿名では何とでも言えるし、実際にエンジニアに会いに行って話聞けばええんや!」
こうしてエンジニアの集まりに突撃することを決意...
最初に渋谷のベンチャー企業のLT会に参加することに。
そこで実際にエンジニアとして働いてる方とお話して気付きました。
👧『エンジニア優しい人ばっかり///』
エンジニアでも何でもない自分の相談を親身に聞いてくれて、おすすめの勉強法などを教えてくれてこんなん惚れてまうやろ...
そして、その時のLTでフィヨルドブートキャンプというプログラミングスクール卒業生の方がいろいろ教えてくださったのがきっかけで自分はフィヨルドブートキャンプに参加することに...
そのLT会に参加してなかったらフィヨルドの存在を知ることも、エンジニアに転職することも無かったんだろうなと考えると、運命的だなと思います。
後日お礼&フィヨルド参加を決めたことを報告した時のDM↓
きっかけを下さった方がフィヨルドブートキャンプについて書いているブログ↓ http://nekorails.hatenablog.com/entry/2019/10/22/033931
ちょっと脱線 『新宿ライオン像事件』
昔マッチングアプリにどハマりしていた自分は、アプリでめちゃくちゃ可愛い子と知り合いました。
ワクワクで迎えた約束の日。
集合場所の新宿ライオン像前には見た目も年齢も全く違う女性が...
👨「え、アプリの写真って本人?」
👧「あ、アプリの写真はInstagramから保存した可愛い子の写真だから」
👧「そんなことよりご飯奢ってくれるんでしょ〜」
こうして1万円と引き換えに大事なことを学びました
👨「百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」
人生は身銭を切ってようやく分かることばかりです...
フィヨルドブートキャンプに参加
フィヨルドブートキャンプは
- 安い(月額29,800円)
- 現役エンジニアがメンターとして参加している
- 企業の研修としても利用されている
以上の3点が自分にとって魅力的でした。
1つ目の『安い』という点
プログラミングスクールは〇十万円とかザラにあるので、その中ではマジでお得。
なんと月額29,800円です!
しかも、スクール経由で転職すると半年分の料金がキャッシュバックされます。
自分の場合は9ヶ月通って、スクール経由で転職したので総額約10万円で学習できたことになります。
紹介先の企業はフィヨルド内で確認できるので気になる方はお試し参加してみてください。 (なんと3日間無料でお試しできる)
2つ目の『現役エンジニアがメンターとして参加している』という点
プログラミングスクール界隈でよく耳にする「卒業生をメンターとして雇ってる」みたいなことじゃなくて、実際にエンジニアとして働いている方々がメンターとして参加されています。
本当に親身で丁寧なメンターの方々ばかりなので、自分はエンジニアって優しい人が多いんだなと感じました。
フィヨルド内でつよつよで優しいメンターの方々と知り合うことができたのも、自分がエンジニアに転職したいと思えた理由の一つです。
3つ目の『企業の研修としても利用されている』という点
フィヨルドブートキャンプは実際の企業のエンジニア研修として使われています。
単純な自分は「え、企業の研修と同内容なら、ここ卒業したら実質研修後のエンジニアと同じレベルってことじゃね?」と思いました。
つまり基礎的な部分は学習している状態で転職出来るんじゃないかなと...
そんなこんなで2020年2月からフィヨルドでの本格的なプログラミング学習がスタート。
プログラミングスクールで約9ヶ月間の勉強
9ヶ月間を振り返ると『クッソ大変だけど楽しかった』の一言です。
フィヨルドは自習形式で学習するので基本的には自分で調べて問題を解決します。
あと学習内容がすごい多い&質も重視しているので卒業までの時間もすごいかかります(自分はちょっと早い方)
例えばLinuxの基礎を学習したり、DB設計を学習したり、RESTについて学習したりとRubyやRails以外の学習もたくさんあります。
この辺りを丁寧に現場目線から教えて貰えるスクールは少ないんじゃないかなと思います。
その分かかる時間も多いですし、挫折率もそこそこみたいです。
ただ、一括払いきりじゃなくて、サブスク形式で毎月お金を払う仕組みなので、途中で自分に合わないと思ったらすぐ辞めれるところも良いところだなと思います。
自分はフィヨルドで学習中は「とにかくプラクティス(課題)をこなして、早く就職しよう!」と考えていました。
コロナ禍で先が見えなかったので、転職するなら早めの方が良いよなと思っていたので、とにかく早く学習を進めようと思っていたからです。
「とりあえず就職に向けて全速力で突っ走ろう」みたいな感じです。
実際周りには自分とは違って、もっと深くまで学習を掘り下げている方や、学習した内容をしっかりブログなどでアウトプットされてる方もいます。
なので、転職した今考えると「もう少ししっかり学習しておけばよかったな」と思います。
それぐらい実務では求められることが多いです、ぴえん🥺
🏇『一番の近道は遠回りで、遠回りこそが最短の道なのです』
学習以外の面では、Slackでのコミュニケーションや月に一度のオンラインミートアップなど現役生同士や卒業生と絡む機会があるので楽しかったです🙂
こういったオンラインでの交流があるのが挫折せずに続いた秘訣かなと思います。
実際に同じ目標の人たちと話すとめちゃくちゃモチベが上がる...
そして就活
フィヨルドでの学習も終盤に入ると転職活動を始めます。
今まで就活をしたことがなく、面接を人生で一回しか経験したことがない自分はここが一番しんどかったです。
最初にフィヨルドで紹介していただいた企業の方とオンライン面談を行いました。
その後選考へ...
一次面接は人事の方と、二次面接はエンジニアの方と事業部長との面接でした。
自分的には三次面接で役員と最終面接するのかな〜なんて考えていたのですが、まさかの二次面接が最終でした。
そして自分でもビックリだったんですが内定を頂くことができました。
面接前にお風呂に入って乱数調整したのが良かったのかな。
こうして2020年9月に内定が決まり、就活を終えてフィヨルドブートキャンプを卒業しました。
ちなみにフィヨルドは自分で考えたWebサービスを公開するという課題を終えると卒業となるのですが、自分の場合はそれよりも先に就職が決まったので、『就職したから卒業でいいか〜』ということで卒業扱いになりました。
厳密には卒業(カッコカリ)状態ですw
自分以外の方々はしっかりWebサービスを作って卒業されているのでなんとも言えませんが、まあ転職できたからヨシ!
自作サービスの方は年末にでも...w
ちなみに初出社の日、弊社のマネージャー宛にメンターのmachidaさんから
「〇〇さん(自分の名前)の事をよろしくお願いします🙇♂️」みたいなメッセージがSlackで来ていて、
『え、machidaさんもうパパじゃん』とエモくなりましたw
実際にエンジニアとして働いてみて
実際に働いて感じたのは『マジでフィヨルドで勉強していてよかった〜』ということです。
確かに分からないことが多くてたくさん質問したり、レビューで大量のコメントを貰ったりしてますが与えられたIssueに対してPRを投げたりコードレビューしたりしてます。
入社後いきなり実務に入れたのもフィヨルドでのチーム開発の経験がめちゃくちゃ活きています。
フィヨルドのチーム開発でもIssueが割り振られて自分たちが学習で使っている『bootcamp』というサービスの開発を行います。
bootcampのリポジトリ↓ここのPRで現役生の実際のチーム開発のやりとりが見れます
フィヨルドの目指す現場の即戦力となるエンジニアというのが、一人でIssueをこなせるということみたいなので、その点で言えば一応戦力にはなれてるのかなぁと思ってます。
詳しくはこちらのブログ↓
「フィヨルドメンターの方々、俺元気にエンジニアとして働いています😭」
そういえばフィヨルドで学習中に
僕「へー、こんな便利なライブラリがあるんですね〜」
komagataさん(メンター)「『ある』というより誰かが作ってくれたってことですね」
と言われたことがあります。
確かにその通りで、自分が当たり前のようにRubyでコードが書けているのも『Ruby』という言語を開発してきた方々のおかげですし、プログラミングに限らず世の中は『誰か』が『誰かのため』にいろんな物を作ったり、サービスを提供してるんだな〜ということを再認識できました。
なのでエンジニアとして働く中で、自分が関わったサービスを『誰か』に「こんな便利なものあったんですね〜」と言ってもらえるように頑張っていこうと思います。
最後に
コロナの大流行だったりいろんなことがあった2020年ですが、自分にとっても特別な一年になりました。
全くの別業種からエンジニア転職を目指した約1年間。
ここまで来れたのは実際に行動した自分と、それを支えてくれたり応援してくれた人たちがいたからだと思ってます。
特にフィヨルドブートキャンプへの参加は自分にとって大きくて、エンジニアとして働く方々とお話したり、現役生や卒業生とお話したり新しい出会いがたくさんありました!
この前どこかでフィヨルドブートキャンプはプログラミングスクールというよりはコミュニティと仰っていました。
本当にその通りだなと思いますし、卒業後もフィヨルドとの繋がりは大切にしたいなと思いアドベントカレンダーも書いてみようと思いました。
ちなみにフィヨルドアドベントカレンダーはpart1,part2共に全部埋まってます(凄い)
現役生、卒業生、メンター、アドバイザーの方々が記事を書いてるので「フィヨルドってどんな人がいるんだろう」と気になる方は是非他の記事も見てみてください。
これからエンジニア転職を目指す人へ
これから未経験でエンジニアを目指す方へのアドバイスは
- とりあえずエンジニアとして働いてる人の話を聞いてみる
- ネット上の意見やインフルエンサーの発信が全てだと思わない
- エンジニアの中には、新しくエンジニアになろうとする人を歓迎してくれる人がたくさんいる
ということです。
実際顔が見えないTwitterなどの意見を信じ込むより、自分で行動して情報を集めた方がいいです。
そして現役エンジニアの中には新しくプログラミングを学習する人達を応援してくれたり、歓迎してくれたり、手助けしてくれる人たちがいます!(自分もそうでありたいです)
そうした人と出会えるかどうかが未経験からエンジニアに転職するために必要なことなんじゃないかなと思います。
そういった人達と出会いたい!と思ってる方にとってフィヨルドブートキャンプはめちゃくちゃオススメなので、是非参加してみてください!
めちゃくちゃ長くなりましたがこれで終わりです〜🙋♂️